沖縄と暮らす

鶴見沖縄タウンから世界に発信!【オンライン鶴見ウチナー祭】で、アットホームなリアル沖縄を楽しもう

日本中に元気と美味しさを届ける沖縄イベントが幾つも中止となり、今年で5回目を迎えるこちらのお祭りも 開催を見送ることが検討されました。
そんな状況のなか、

「止めるという選択肢はあったれけれど、ライブができる場所もある。
沖縄タウン・鶴見から発信することにチャレンジしたい。」

と奮い立ち、オンライン開催にこぎつけたと言います。
そんなお話を、鶴見ウチナー祭 実行委員長・下里優太さん(しもざとゆうた_株式会社おきなわ物産センター 代表取締役社長)に伺ってきました。

(※ 感染対策を徹底し、取材を行いました)

鶴見ウチナー祭について

ザックリ解説

  • 沖縄文化が根付く横浜市鶴見区で沖縄の祭りを始めようと、鶴見区内で沖縄物産店を営む「沖縄ショップ ぷからす家」、「おきなわ物産センター」、そして鶴見区役所と共に2016年にスタート。
  • 鶴見区は沖縄系南米出身者も多く暮らしている地域であり、沖縄文化のみならず様々な文化を融合し展開するユニークなお祭りでもある。
  • 第3回(2018年)、第4回(2019年)は2日間の来場者数が7万人を超える大きなお祭りに成長。
  • 5回目となる今年2020年は、オンライン配信イベントとして 開催準備を進めている。

第5回 開催概要

  • 開催日時: 2020年11月8日(日)12:00〜18:00
  • 配信元: 鶴見ウチナー祭 YouTubeチャンネルFacebookページ
  • 観覧料: 無料
  • 内容: 沖縄出身のアーティストによる音楽ライブ、琉球舞踊やエイサー、視聴者参加型のイベントなど盛り沢山!!
    抽選で「ハローキティー沖縄三線」が当たるSNS企画「めざせ鶴見1000人三線」も開催中。(〜10/20まで)

祭り会場に行かずに、どうやって楽しめるの??

くーみー: 本番まであと1ヶ月となりました!今、どういった状況でしょうか?

下里さん: オンライン開催を行うのは初めてなのですが、正直、「撮って流すんだよね?」と気軽に考えていました。(笑)
実際…とんでもない!!!実行委員メンバーでやれると思っていましたが到底無理で、機材の準備や回線のことなど専門家に入っていただきながら、準備を進めているところです。
(技術的な面では)実際にオンライン配信の現場を見学させていただいたことが糧になっています。
配信元が1つだけだと、不具合が発生して配信がストップするリスクがあることも知り、YouTubeとFacebookの両方で配信することにしました。

のーりー: お祭りって皆んなでワイワイするものっていうイメージがあって、オンラインだと「え?どうやって楽しむの?」という感じなんですが、どう繋がって参加していけば良いのでしょうか?

下里さん: クラウドファンディングをやっていたのですが(10/5に終了済み)、そこでは返礼品として、沖縄そばやお菓子、ビールなどを用意しました。
ウチナー祭の当日までにはお届けするので、それらを食べながら観て楽しんでいただきたいと考えています。

のーりー: なるほど〜!じゃあ、今からでも、事前に沖縄のものを仕入れておくといいですね!

下里さん: そうですね!食べ物以外でも 例えば沖縄ならではのTシャツを着て参加されると、その日は沖縄気分になれるんじゃないかと思います。

当日までをどう楽しむ?(YouTubeチャンネルをお見逃しなく!)

下里さん: YouTube動画を随時更新していています。
出演されるアーティストさんの動画や応援メッセージなどを見ていただけると、気分が高まってくるんじゃないかと思います。
今後も新たなことが決定していく度にアップしていく予定です!

くーみー: 出演される平川美香さんからのメッセージ、お笑いコンビの「しゃもじ」さんの応援メッセージもありますね〜!


下里さん: それと…当日までの仕掛けをもう一つ考案中で、でも、まだ公表できないんですが…

のーりー: お話しできるタイミングが来たら、「沖縄と暮らす」でも改めてリリースさせてください!

……とお話ししてから2週間後、情報が公開されました!
記事下部に内容を追記しましたので、どうぞご覧ください!


くーみー: 当日のタイムスケジュールは事前に発表されるのでしょうか?

下里さん: 現在調整中ですので、決まり次第アップしていきます。
ウチナー祭の恒例となっている、鶴見区長による開会宣言や沖縄ラジオ体操、琉球舞踊「かぎやで風節(かじゃでぃふうぶし)」などを皮切りに、生配信でのライブパフォーマンスにVTRを織り交ぜ、進行していきます!
鶴見ウチナー祭らしいコンテンツとしては、地元の鶴見大学の学生さんとのコラボ企画も予定されています。

くーみー: 鶴見区長の登場に鶴見大学とのコラボ企画…鶴見と沖縄の太いつながりを感じます!

下里さん: はい。他の沖縄イベントにはない、鶴見らしくて地域貢献にもなるイベントだと思います。

のーりー: メイン会場(鶴見沖縄県人会会館)でのライブあり、差込みVTRあり…ライブ感がありつつ色んな映像も見られるという、逆に いつものお祭りにはない楽しみ方ができますね!

下里さん: そうなんです!自分の観たいタイミングで観ていただけるし、アーカイブも残すので、当日観られなくても、後から観ていただくこともできます。

11/8の当日を最大限楽しむには?(1000人三線やコメント送信でドンドン参加!)

くーみー: 全ての企画がオススメポイントだとは思いますが、中でも推したいコンテンツは何でしょうか?

下里さん: 出演していただくアーティストの方々の中では「かりゆし58」の前川真悟さんですが、一体感が生まれそうな企画として可能性を感じていることは、「1000人三線」です!
三線を持った画像を事前にSNSで投稿していただき 当日までに編集して、ライブ配信中に映し出すことを企画しています。

のーりー: 弾けなくても参加できるんですか!?

下里さん: 弾けなくてもいいんです!三線を持って、3つのハッシュタグを付けて投稿していただければOKです!

くーみー: のーりー、弾けない私たちも参加しよう!!

下里さん: 「安里屋ゆんた」の生演奏に合わせて、送っていただいた画像をどんどん流していくので、自分が投稿した画像を探すのも、当日の楽しみになると思います。

下里さん: また当日は、YouTubeとFacebookで視聴者コメントを受け付けます!
「イーヤーサッサ!」「ハーイャッ!」みたいな文字のやり取りも大歓迎です。

のーりー: 「スイッ!」「スィッ!」(のコメント)が連発しそう!!(笑)
くーみー: ライブ配信中にコメントが読まれると、嬉しいんですよね。
こういう一体感はオンライン配信ならではだな、と思います!

のーりー: ところで 今回の配信では、投げ銭を募ったり有料配信とするコンテンツもあるのでしょうか?

下里さん: 全て無料です。
有料にするという案も上がったんですが、色んな方々に観てもらって(鶴見ウチナー祭を)知ってもらうというのがテーマの一つなので…
今回の配信をきっかけに、今後は様々なやり方を考えていきたいと思っています。

鶴見沖縄タウンから発信したい想い、「沖縄とくらす」読者へのメッセージ

鶴見沖縄タウンから発信したい想い

下里さん: 鶴見と沖縄の繋がりは100年以上遡る歴史があり(※1)、鶴見区の人口のうち10人に1人は沖縄に縁がある人々と言われています。
鶴見沖縄県人会はどちらかというと身内的でクローズドな会だったのですが、僕ら青年部は「鶴見に沖縄があることを広く知ってほしい」という想いを持っています。

(オンライン配信会場となる鶴見沖縄県人会会館)

また、鶴見には沖縄以外にも南米や世界各国にルーツを持つ人々が多く住んでいて、鶴見区が「多文化共生」を推進していることもあり、沖縄イベントの開催にもとても協力的です。
今回はいつもの会場(入船公園)が使えず、止めるという選択肢はあったれけれど、鶴見沖縄県人会会館という場所があり、ライブもできる。
沖縄タウンである鶴見から発信することにチャレンジしたい、この場所から沖縄と鶴見を発信して広げていきたい、そういう想いです。

のーりー: 私も元々は「鶴見の中に沖縄がある」ということを知らず、鶴見ウチナー祭第1回目の時に、初めて知りました。

下里さん: (鶴見ウチナー祭が)知っていただくきっかけになって良かったです。

のーりー: 芝生でお酒を飲んで寝っ転がる方もいて、のどかで良いお祭りだなぁと思いました!


※1 沖縄から鶴見への移住が始まったのは1889年、実に130年を超える歴史と繋がりがあります。

想いは一つ、同業者同士の強力タッグで大きなイベントに

下里さん: このイベントは、同業者でもある「沖縄ショップ ぷからす家」((株)琉球エージェント)と協力してやっているんですが、同じく鶴見にあるお店として「自分たちだけでは出来ないことも、一緒にやれば(大きなことが)できるんじゃないか」ということで、タッグを組むようになりました。

のーりー: 確かに…今でこそ切っても切り離せないタッグのように見えるけれど、当初は「ライバルなんじゃないのかなぁ?」と(不思議に)思ったものです。

下里さん: 見ている先の想いは同じだったので、お互いに切磋琢磨しつつ、鶴見を沖縄で盛り上げようと…(協力しています)

「沖縄と暮らす」読者の方へメッセージをお願いします

下里さん: 「沖縄と暮らす」の記事を読んで沖縄のことを知り、また、鶴見ウチナー祭が「どこにいても沖縄を感じられる」テーマの一つとなって、皆さんの生活に「新しい沖縄の楽しみ方」として入れていただけると嬉しいなぁと思います。

のーりー: 「日常的に沖縄を取り入れる」ことが、こちらのお店に来るとできるなぁと感じました!


下里さん、とっても丁寧にお答えいただき有難うございました!

では 我々は、「ぷからす家」さんをお訪ねしてきましょうね〜!
・・・ということで、おきなわ物産センターを後にし、「沖縄ショップ ぷからす家」さんへと向かいます!!

「沖縄ショップ ぷからす家」を訪問!

沖縄ショップ ぷからすや家((株)琉球エージェント)営業部 部長でいらっしゃる野村拓哉(のむら たくや)さんは、映画「だからよ〜鶴見」の制作委員でもある、鶴見の応援団長です。

ご挨拶もそこそこに…「1000人三線の写真を撮らせてください!」とお願いし、三線をお借りしてパシャリ。

さてさて、今回の訪問の目的は、「鶴見ウチナー祭をおうちで楽しむグルメ」の探索です。
野村さんオススメの「おうちで楽しむのにピッタリなお酒」を伺ったところ…迷わず手に取ったのは、比嘉酒造「残波ゆずスパークリング」オリオン「75BEER(ナゴビール)」

限定販売の「75BEER IPA」がまだ有ることが驚き!さすがの仕入れ力です。(2020/10/7現在)

我々2人がオススメしたいグルメは記事の最後でご紹介したいと思いますが、気になる食材が本当に沢山ありました!

野村さん、お忙しいなか有難うございました〜!!

まとめ(オンライン鶴見ウチナー祭の楽しみ方)

  • 事前に沖縄グルメやグッズをGETして、食べたり飲んだりしながら楽しむ
  • おうちでは1人、または少人数で観ていても、画面の向こうには沢山の仲間がいることをイメージしてグイグイ参加する!

これに尽きるのではないかと思います。
もしくは、

  • 沖縄好きのお友達や家族にも声を掛け、離れた場所から同時にオンライン配信を観て参加して、同じ時間を共有する!

というのも良いのではないでしょうか。

今回の主な参加型イベントはこちら!
自宅であればマスク不要、遠慮することなく笑って・歌って!声を出して思う存分楽しみましょう。

  • SNS「1000人三線」企画への画像投稿(※2)& 当日ライブ配信の「安里屋ゆんた」を一緒に演奏
  • 沖縄ラジオ体操
  • ライブ配信中のコメント投稿(YouTube、Facebookどちらも対応)
  • 一緒に歌って踊って!
    ライブパフォーマンスはイチャリバーズ、島袋李奈、平川美香、かりゆし58 前川真悟 が登場!
  • フィナーレは思いっ切りカチャーシー!!

その他にも、鶴見ならではのコンテンツが目白押しな6時間となるようです。
詳細スケジュールは、今後配信される情報をチェックしていきましょう。
アットホームで「これぞ沖縄!」な 楽しい時間が過ごせること、間違いなしです。

※2 指定のハッシュタグ( #鶴見ウチナー祭 #1000人三線 #アソビバ )を全て付けて、Facebook/Instagram/Twitter の何かに投稿するだけでエントリー完了


最後に!
のーりーとくーみーが「おきなわ物産センター」と「沖縄ショップ ぷからす家」で見つけた、オススメしたい沖縄グルメを一挙にご紹介します。
実際にお店を訪ねて探し回るのが楽しいですし、遠方の方はインターネット販売もご利用ください。
また おきなわ物産センターさんは、10/15(木)〜10/21(水)の日程で、「京急百貨店 上大岡店」地下の催事コーナーに出展されるそうです。
お近くの方は、そちらにも是非どうぞ。


追記: 10/27(火)鶴見ウチナー祭【オンライン】プレイベント 開催決定!!

11/8の本番に先駆けて、YouTubeでのオンラインイベントが開催されるそうです!
詳しくは↓↓の動画にてご確認ください!


【執筆協力】
株式会社おきなわ物産センター
株式会社琉球エージェント(沖縄ショップ ぷからす家)


* SNSへの「1000人三線」の投稿について、場合により全ての画像が反映されない場合もありますので、予めご了承ください。
* 11/8当日は、鶴見沖縄県人会会館での観覧はできません。
* 公式画像は全て、鶴見ウチナー祭事務局の許可を得て掲載しています。