沖縄を知る

次の沖縄旅行に向けての事前学習!市制50周年で盛り上がる名護を旅しよう 〜オンライン編

沖縄地方は梅雨が明け、いよいよ夏本番となりました。
今年は 新型コロナウイルスの影響が大きく、夏の予定をまだ立てていない方も多いと思いますが、「沖縄に行ける 来たるべき時」に向けて、事前学習をしませんか?

私くーみーが 今イチオシの場所は、沖縄本島で言えば、名護市を含むやんばる地方(本島北部地域)です!
山々が連なり自然豊か。海だけではなく山、川、滝といった自然を味わえるのも、やんばるならではの魅力です。
特に名護市は、今年8月1日が市制50周年ということで、熱く暑く盛り上がっています。
「名護って 美ら海水族館に行く時に通り過ぎるね〜、そういえば」
という声が聞こえてきそうですが(笑)、いやいや…通り過ぎるだけではもったいないんです。
自然の豊かさと街の賑わいを楽しめる 名護の魅力について、2回に渡って記事を書いていきたいと思います!

名護市とは(ザックリ解説)

名護市は1970年8月に、名護(なご)・屋部(やぶ)・羽地(はねじ)・屋我地(やがじ)・久志(くし)の5町村が合併し、誕生しました。
本島北部における中心都市であり、総面積は約210㎢。県内では竹富町、石垣市に次いで3番目の広さです。
市内の主要スポットが西海岸エリアに集まっており、その辺りのイメージが強い名護市ですが、実は 辺野古地区を含む東海岸にも面していて、東西それぞれの魅力がある地域でもあります。
山間を抜け車で15分ほどで行き来でき、東西横断ドライブも気軽で楽しいものです。

身軽に手軽に満喫できる! 名護の見所 勝手に3選

いち早く春を満喫!「名護城公園」は桜・自然・遺跡の宝庫

沖縄では1月末〜2月はじめにかけて桜の見頃を迎えるやんばるでは、名護城(なんぐすく)公園からの景色が絶景です。おすすめポイントは、高台から見る景色。
ピンク色に染まった桜の木、その向こう側に広がる海、相当イイと思います!
また、沖縄の城(グスク)時代(12世紀後半~15世紀初期頃)の遺跡や亜熱帯特有の植物に満ちた区域もあり、気軽に自然散策を楽しむことができます。

海・山・川・滝を楽しむ「轟の滝」「マングローブの林」

名護にももちろん、綺麗なビーチはありますが、やんばるといえば山・川・滝を忘れてはいけません。
トレッキングやカヤックでがっちり楽しむ以外にも、気軽にサクッと行けて自然に触れられるスポットもあります。

先ずは 高速道路 許田インターを降りて僅か10分ちょっとで行ける「轟の滝公園」はいかがでしょう。
高さ約30mの一枚岩から流れ落ちるこの滝は、琉球王朝時代の王が訪れ 巡遊したと言われるほどの由緒ある名勝地です。
2018年に整備され バリアフリー化が進み、子供と一緒に水遊びができる広場などもできて、気軽に自然を満喫できるスポットとして人気が高まっています。

そして屋我地島や大浦地区のマングローブ林にも行ってみましょう。
マングローブ林一体には様々な動植物が息づいており、「生命のゆりかご」ともいわれるほど。
亜熱帯地域ならではの動植物のエネルギーを間近に感じ、心洗われるような気分を味わえるのではないでしょうか。

ビールの街・名護「オリオンハッピーパーク」

くーみー的に 名護に行ったら絶対に外せない場所といえば、オリオンビールの工場見学ができる「オリオンハッピーパーク」です!

工場見学の後には、超・新鮮な出来たて生ビールをグイっと!
写真はちょっとアレですが…(汗)、感激の美味しさを堪能できます。(2杯まで無料)
料金をお支払いすれば追加で飲むこともできますが、ほろ酔い気分のままそぞろ歩き、名護の街に繰り出すのもアリかと。
ハッピーパークは名護市街地にほど近い場所にあるので、移動も楽チンです。

実は!? 名護が誇る沖縄グルメ

発祥の地で味わう「ソーキそば」

骨付きあばら肉(ソーキ)が乗ったそばが登場した時期は比較的新しく、その発祥地は名護!
本場のソーキそばを味わってください。
名護市内だけでも40店以上のそば屋があり、どこのお店で食べようかと迷うのではないかと思いますが、私のオススメの食べ方は「小そば」のハシゴ です。
沖縄そば屋さんには小サイズのおそばを置いているお店も多いので、せっかくならハシゴして 2杯はいただきたいものです。
麺やスープの違い、お肉の味付けの違いなどを楽しめるのではないかと思います。
また 麺といえば 、きしめんのような平打ち麺を使うお店が多いのも特徴的。
他の地域ではあまり見かけない麺なので、まさしくココで味わうべきそばが食べられます。

名護で復活、幻の在来豚「アグー」

沖縄を代表する豚「アグー」は、戦後 絶滅の危機に瀕し、私が沖縄住んでいた頃は、見聞きすることが無かったほど一般的には流通していませんでした。
そのアグー復活の地となったのが名護。
復活の立役者のお一人 名護博物館の初代館長・島袋正敏(しまぶくろ せいびん)さんに、今年初めにお会いし、お話を伺ってきました。

正敏さんは「最初はアグーの復活なんて、誰も見向きもしなかった」と仰いますが、今や沖縄では欠かせないブランド食材に…

名護市内にはアグーが食べられるお店はもちろん、買えるお店もありますので、ぜひ探してみてください。

日本一の紅茶「金川紅茶」

これはご存知ない方も多いかも!?
沖縄にも茶畑があり、名護には全国紅茶グランプリで3連覇を果たした紅茶を作っている方がいらっしゃいます。
「金川(かにがわ)製茶」さんです。
研究を重ね無農薬で育てた茶葉を丁寧に加工したお茶は、お土産にも最適。
同じく名護市内の「なごアグリパーク」内で購入できるほか、通信販売も。
気軽に一杯いただくなら、名護市営市場内にある「ナゴグローサリーストア」でどうぞ。

【まとめ】もっと深く名護を知るには? ⇒ YouTube動画、あります!

さて、名護のことをもっともっと知りたくなりましたでしょうか!?(ちょっと強引…?)
名護のことをもっと知りたい方や 名護に行く予定を立てている方に、ぜひチェックしてほしいYouTubeチャンネルがあります。
伝統的な食文化の紹介、おすすめスポットへのサイクリング、名護美人の紹介などコンテンツは盛り沢山。
気取りのない普段の名護の様子を知ると、ますます親しみが湧くこと間違いなしです。



(以下、2020年8月29日に再編集・追記いたしました)

去る2020年7月5日の名護の日に、「ナゴラブ2020」というYouTubeライブ配信が行われました。
名護市50年の歴史を振り返りつつ、名護を拠点に世界中で繋がったオンラインイベントの模様も、ダイジェストでご覧ください。