沖縄と暮らす

東京の人気銭湯 高円寺・小杉湯の「泡盛の湯」ってどんなんだった?〜体験レポート

いきなりですが、こちらのTwitter投稿をご覧ください。

「銭湯好きとしては無視できない!
この映像を見たら、そりゃ気になるでしょ〜!!」

ということで、今回は「泡盛の湯」体験レポートをお届けします。
このイベントは、7月5日の名護の日にちなんだ「和❤︎伝え・届け・お披露め隊(ナゴラブ)」とのコラボ企画で、名護市内にある龍泉酒造・ヘリオス酒造の泡盛が使われました。

(「名護 泡盛の湯」開催概要)
・ 7/4, 5, 11, 12(土日)に、沖縄県名護市の酒造所の泡盛を使った「泡盛の湯」を開催
・ 龍泉酒造の「龍泉ブルー」、ヘリオス酒造の「轟」が使われた
・ 1日4回(8:00, 13:00, 18:00, 22:00)、泡盛を1升ずつ投入

それでは、体験レポートを綴ってまいります!!

小杉湯について(ザックリ解説)

東京都杉並区、JR高円寺駅から徒歩5分ほどの場所にある「小杉湯」。昭和8年創業です。
唐破風の屋根を構える立派な造りに伝統を感じます。
外観からイメージされる「昔ながらのお風呂屋さん」と一線を画するのが、小杉湯ならではの企画力で、お風呂場をステージにミュージシャンやダンサーが熱演を繰り広げたりと、銭湯をエンターテインメントの場としても活用。
また、様々な「日替り風呂」「週替り風呂」が常に楽しめるのも、大きな魅力です。

「肝心のお風呂としての居心地はどうなの?」という所には、もちろん抜かりはありません。
シャンプー類などのアメニティを置かない銭湯もある中で、小杉湯ではクレンジングや化粧水、ボディクリームまで常設、無料のタオル貸し出しサービスもあり(殆どの公衆銭湯がタオルは有料貸し出しです)、ぷらっと行けちゃう気軽さもあります。
また、清掃も行き届いており、とても清潔感があります。(もちろん感染症対策もバッチリ!)
20〜30代のお客さんの支持も厚く、銭湯文化を次世代に繋いでいることも大きな功績です。

いざ、潜入!

1日4回、1升の泡盛を贅沢に

私はヘリオス酒造の「轟の湯」の日に行ってきました。

小杉湯のTwitter情報によると、「投入のタイミングが一番香り立ちがいいですよ。」とのこと。
お客さんが少ない時間帯、13:00の回に合わせてリサーチ開始です。

入り口には その日にどんなお風呂に入れるかが書かれていますが、そこには「日替り風呂 泡盛」「週替り風呂 シークヮーサー」のインフォメーションが!
シークヮーサー風呂の週は終わったと勘違いしていた私…
いきなりの嬉しい誤算です。(笑)

入室した先に・・・

靴を脱いで入室すると、そこには…泡盛の試飲コーナーも!
お風呂で使っている泡盛と同じ「轟」、そして 名護市市制50周年を記念して作られた泡盛「75Majun」も。
名護とのコラボ感満載です。


湯上りに一杯いただくことを心に決め、先ずはお風呂を楽しんできます!

いよいよ13時(泡盛が追加投入される時間になりました!)

スタッフさんが、一升瓶を持ってやって来ました!
私の他に タイミングを狙いすました銭湯女子が2名、浴槽で待ち構えます。

(投入の様子はさすがに撮影できませんので 笑、こちらの動画をどうぞ)

注がれる泡盛とお湯が相まって、とたんに 甘いお米の香りが♪
思わず両手で泡盛を掬い取って飲みたい気分に駆られますが(笑)、ここは我慢我慢…
フワ〜っと広がる香りとアルコールで、ホカホカ体が温まる感覚に包まれます。

「交互浴」で整える

銭湯の醍醐味といえば「交互浴」。
熱いお風呂と水風呂に交互に入ることを繰り返し、血行改善を促します。

寒い時期はもちろん、暑い時こそ熱いお風呂に浸かって交互浴を行えば、ほーんっとーに気分サッパリ♪
今回の泡盛の湯は、湯温44℃の「あつ湯」のため より発汗しやすく、最高の交互浴を楽しめました。
サウナに行かずとも「整う」感覚をしっかり味わえます。

シークヮーサーの湯でリフレッシュ

泡盛の湯での交互浴の後は、シークヮーサーの湯を楽しみます。

シークヮーサー何個分!?

泡盛風呂のお隣は、シークヮーサー風呂でした。
たっぷりのシークヮーサーの皮がネット状の袋に詰められ プカプカと浮いていて、あたりには爽やかな柑橘の香りが漂っています。
30×40cm程度とそれなりの大きさの袋ににたっぷりと詰められたシークヮーサーの皮。
一体シークヮーサー何個分??と考えるも、想像がつかないくらいの量です。

ジェットバスとマッサージバスで心地よい刺激を

ジェットバスと2種類のマッサージバスが備えられたシークヮーサー風呂で 心地よい刺激を味わい、すっきりサッパリ、楽しいお風呂時間を終えたのでした。

待合室でひと呼吸

小杉湯のもう一つの大きな魅力は、「ギャラリー&待合室」があること。
飲み物を買って飲んだり、自由に読める漫画などもあります。

私はもちろん泡盛を。水割りのセルフサービスです。

「シークヮーサー果汁を入れた泡盛ソーダ割りを湯上がりに飲むと最高だろうなぁ〜」
とワガママな妄想を抱きつつ、ギャラリーの絵を眺めて しばしホッコリ。
約1時間の滞在にて、小杉湯を後にしました。

年内、またどこかで!?

小杉湯ではここ3年ほど連続してシークヮーサー風呂を開催しているそうですが、昨年9月22日(シークヮーサーの日)には 小杉湯のみならず 杉並区の銭湯各所でシークヮーサー湯が楽しめたようです。
ということは、年内 あと1回くらいは「沖縄」を体感できるお風呂に入れるのでは!?と期待が膨らみます。

開催情報が入手できれば、「沖縄と暮らす」のFacebookTwitterでお知らせしたいと思いますので、そちらもぜひチェックしてください!

家庭ではなかなか体験できない泡盛の湯やシークヮーサーの湯、次回の開催が待ち遠しいです。

小杉湯様、美味しい(そうな)お風呂を有難うございました!



小杉湯での「泡盛の湯」「シークヮーサーの湯」の様子は、YouTubeでもご覧いただけます。
(1時間10分頃から、6分間ほど登場しています)


※ 掲載している小杉湯施設画像は、許可を得て撮影したものです。